こんにちは、ヒデリックです。
わたしは第一子が生まれたことをきっかけに職場第一号の男性育休取得者となりました。
実際に取得して感じた男性育休のメリット・デメリットを紹介します。
このブログでは以下のことがわかります。
・男性育休取得者が感じたメリット・デメリット
・育休を取った理由
筆者ヒデリックについて
・30代オスコアラ
・男性育休取得職場第一号
・職場での立場は係長
男性育休を取得した理由
育休を取得した理由は大きく3つです。
育休を取得した理由
①コロナ禍で里帰り出産ができない
②姪を育てた経験から
③育休を取ってみたかったから
①コロナ禍で里帰り出産ができない
子どもの妊娠が分かり、病院を決めなければいけない時期になった時に、出産時に里帰りができる状況かはわからない状況でした。
また、いくら出産とはいえコロナ感染者の多い東京から帰ってこられるのも嫌がられる可能性があると思い、里帰り出産はやめることにしました。
里帰り出産ができないので、出産後に妻を支えるために育休を取ろうと決めました。
②姪を育てた経験から
ヒデリックは4人兄弟で、上に姉リックがいます。
実家に住んでいた頃姉が里帰り出産をしました。
その際に、家族みんなでミルクをあげたりオムツを変えたりしてみんなで育てました。
母親や兄弟が手伝いながら姪っ子を育てたのですが、姉が用事で出掛けた時などに何度かワンオペを経験したことがあり、1日だけでも大変のを覚えています。
その経験から育休を取りたい。
取るならせめて首が座る生後3ヶ月までは最低でも取りたいと思っていました。
③育休を取ってみたかったから
これはシンプルな理由です。
育休というものを取ってみたかったから、職場第一号になりたかったからです。
そういう性格なんです。
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実際に取得して感じた男性育休の5つメリット
ヒデリックが育休を4ヶ月取って感じたメリットを5つ紹介します。
メリット
①妻を支えられる
②こどもの成長を目の前で感じられる
③お互いにリフレッシュができる
④相談しながら育児ができる
⑤FIREを擬似体験できる
①妻を支えられる
これは最大級のメリットだと思います。
特に産後1ヶ月は、心身ともにぼろぼろになっています。
ヒデリックの母親からも1ヶ月は全部の家事をやるようにとのお達しがあったので、家事は全てやっていました。
普段割とメンタル強めの妻リックもちょっとのことで落ち込んだりするようになっていくのが分かりました。
②こどもの成長を目の前で感じられる
声に反応するようになった、見つけたら笑顔になってくれるようになった、しゃべるようになった、首がすわった、寝返りをうった、つかまり立ちをした…上げればキリがないですが、こどもの成長に立ち会えるというのはかけがえのない瞬間です。
③お互いにリフレッシュができる
お互いにリフレッシュする時間を取りやすいというのはメリットです。
ヒデリックの場合は、サッカーやフットサルは唯一の趣味なので、子どもが生まれた今も週1で続けています。
育休中の間も週に1回程度サッカーやフットサルに行っていました。
その代わり妻リックは美容院や整体、買い物に行ってリフレッシュをしたり、LINE電話したいから数時間出かけてきてと言われてヒデリックが予定もないのに外出をさせられることがあります。
お互い様なので、ワンオペする側も「独り占め育児」と呼べるメンタルで送り出すことができています。
④相談しながら育児ができる
夫婦で相談しながら育児ができるのは育休を取ったからだと思っています。
育休前は、子どもの準備グッズの相談を受けた際に、仕事の引き継ぎ等もあって忙しかったというのもありましたが、産休に入って色々調べていた妻リックにお任せして最後決めるのだけというのがありました。
育休に入ってからはお互いに調べてこっちの方がいいんじゃないとかこういう口コミあったとか情報交換をしながら決めることができるようになりました。
もちろんそれは買い物だけでなく、子育てにおいてもミルクの温度から顔に湿疹ができたらすぐ病院に連れて行こうって相談できるようになりました。
⑤FIREを擬似体験できる
育休取るときはこんなこと考えませんでしたが、実際育休中はFIRE(経済的自立と早期リタイア)の擬似体験ができています。
働いていた時よりも収入は減りますが、育児休業給付金がもらえることにより働かなくてもお金が入ってくるというもメリットではないでしょうか。
実際に体験してみて、FIRE生活を目指そうと考えたり、サイドFIREの方が自分の性に合っていそうだななどと考えるきっかけになると思います。FIREに興味のある人は積極的に育休を活用してみるのも良いでしょう。
男性育休のデメリット
次にヒデリックが育休を4ヶ月取って感じたデメリットを5つ紹介します。
そして、そのデメリットに対しての対処法についても紹介していきます。
デメリット
①収入が減る・貯金額が一時的に減る
②職場・部署に負担をかける
③出世に影響する
④ハラスメントを受ける
⑤妻に邪魔者扱いされる
①収入が減る・貯金額が一時的に減る
育休中は無給になる会社がほとんどで、育休中の生活を支援するために雇用保険から出るお金が育児休業給付金です。
もらえる金額は、180日までは給料の67%相当額、180日以降は給料の50%相当額がもらえます。
育休中は社会保険料が免除となるので、実質80%相当額となります。
これに対しての対策は支出も減らすことです。
家賃を下げる交渉をしたり、格安スマホに変えるなどの対策をしました。
そして、育児休業給付金が振り込まれるまでは預貯金で生活しなければなりません。
育児休業給付金は一般的には初回は2〜3ヶ月後、2回目以降は2ヶ月に1度に振り込まれると言われています。
育休を取る期間にもよりますが場合によっては最初の3ヶ月は貯金を切り崩して生活をしなければなりません。
通帳の金額が減っていくのは少しメンタルにきます。
家計簿などをつけて普段いくら使っているか、減らせる支出がないかなど対策をして減った分の収入を支出を抑えることでメンタルを維持できます。
②職場・部署に負担をかける
自分が行っていた業務を誰かにやってもらわなければいけないので、その分を部署に負担をかけてしまいます。
ヒデリックの場合は、係長である自分が抜けてしまうことは部下にさらに大きな負担をかけることになってしまいます。
これに対しては、引き継ぎ・調整をしっかり行いました。
復帰後自分がいなかったことにより止まっていた仕事があって、それを巻き返すために働いたり、育休で休んでる間大変だったという声があり、その分もしっかり働かないといけない空気感はひしひしと伝わってきます。
③出世に影響する
育休を取ったから出世コースから外れる、出世ができないというわけではないです。
育休から戻った後昇格はしていませんが、昇給はできました。
ですが、育休中は仕事や評価がストップしますし、その間部下や同僚は仕事をしているので良い仕事をすれば評価されます。
結果、ヒデリックが育休で不在の間部署を守ったこと、さらになんとか目標も達成できたことが評価されて同僚が昇格をして上司になりました。
育休を取ったから出世コースから外れる、出世ができないというわけではないですが、多少遅れをとるということはあるかもしれません。
対処法としては、復帰後頑張る。
これに尽きると思います。
結果、「戻ってきてくれて本当に良かった」という声が他部署からも上がり、仕事で結果を残して昇給することができました。
④ハラスメントを受ける
いわゆるパタハラと言われるハラスメントです。
男性が育休を取ろうとすると育休を取らせてもらえなかったり、育休を取得したら出世ができないと言われるという話を耳にしたことがあります。
幸い職場からのハラスメントはありませんでしたが、身近な家族や友人から冗談混じりではありますが、心ない一言を言われることがありました。
具体的には
「よく4ヶ月も育休取れたね。会社で必要とされていないんだね」
「育休明けたら席ないんじゃない?」
これに対しては、育休に入るに当たって仕事面ではしっかり引き継ぎをすることや家庭面では家事育児をしっかりすることで言われる隙を作らないことが大切です。
また、何を言われても「信頼と実績があるから育休取れた」「うらやましいだろ〜」というメンタルで対応しましょう。
⑤妻に邪魔者扱いされる
これが一番悲しいデメリットですが、事実です。
今までは仕事があったので、一日中一緒にいることは休日だけという状態でしたが、育休に入ってからは基本的には家にいます。
私は悲しいことに妻にとっては邪魔者なのです。
妻からは「今日友達来るから何時から何時まで出かけてくれない?」「今日LINE電話するからフットサル行ってきたら?」とよく言われました。
これは経験者だから言えるのですが、育休を取ったことを恩着せがましくならないように気をつけてください。
私ヒデリックはこれで怒られました。
無意識だったのですが、「育休取った」ということを言っていたようで、妻はそれが恩着せがましいと感じ、逆に「育休中なのに」と感じてしまうこともあったそうです。
これに対しては、男性で育休取る人が少ない中で取ったんだと慢心せずに家事に育児に頑張りましょう。
まとめ
育休を取った3つの理由と5つのメリット・デメリットを紹介しました。
実際に育休を取ってみて思ってもみなかった家族からのパタハラや妻に邪魔者扱いされるというのは想定外のデメリットでした。
これから育休を取ろうと検討中の方も想定していたデメリットはもちろん、想定外のデメリットと出会うかもしれません。
しかし、断言できるのはデメリット以上のメリットが育休にはあります。
男性も育休を取る人が増えて男性育休が当たり前の社会になるといいですね。