こんにちは、ヒデリックです。
「将来は海外で活躍できるように早めに英語教育を始めた方がいいよね?」
「早すぎると日本語にも影響するって聞いたけど?」
このように考えるパパママもたくさんいるのではないでしょうか。
このブログでは幼児英語教育のメリット・デメリットを紹介して、私たちが英語教育を始めたきっかけを紹介します。
また、海外勤務経験、教師経験をもとに「幼児(早期)英語教育のメリット・デメリット」に対する意見も述べていきたいと思います。
このブログでは以下のことがわかります。
・幼児英語教育のメリット、デメリット
・元海外駐在員目線の英語
・元教師目線の英語教育
筆者ヒデリックについて
・英語圏での海外勤務経験あり
・教師として英語を教えた経験あり
幼児英語教育メリット・デメリットとはじめたきっかけ
1、幼児英語教育のメリット・デメリット
結論:メリットの方が大きい
まず、英語教育を始めるにあたって調べた幼児英語教育(早期英語教育)メリット・デメリットをまとめて、海外在住経験もあり、また英語教育の経験のあるヒデリックの見解を紹介していきます。
①幼児英語教育のメリット
(1)英語耳が発達する
英語耳とは英語の発音を正しく聞き取れることを言います。
日本人は“L”と”R”の違いが聞き取れない、“she”と”sea”の区別ができないと言われます。
この英語耳を手に入れるには早期英語教育が効果的です。
それは、英語耳が育つのは9歳まで、特に英語耳が急速に発達するのは3歳〜7歳と言われているからです。
さらに、生後6ヶ月にはすでに外国語の音を学習する能力があり、早期英語教育に効果があるという研究も発表されています。
日本語と英語は周波数帯が異なり(日本語:120~1500Hz/英語:1000~12000Hz)、幼少期に英語に触れていない日本人にとっては、英語の音を聞き取ることは非常に大変なのです。
(2)英語脳が育つ
英語脳とは英語を話すときは英語で考えて英語で話すことを言います。
英語を英語で理解する英語脳が育っていないと、頭の中で英語を日本語に翻訳する作業が行われてしまいます。
幼児期から英語を学んでいる子どもは日本語に置き換えて考えたりしません。
日本語は日本語、英語は英語として認識しています。
(3)異文化・多様性への適応力が身に付く
親としては英語を通して身につけてほしい力がこの異文化や多様性への適応力、国際的な感覚です。
英語の学習を通じて英語圏をはじめ海外の文化に触れたり、先生を始め海外の人と話をしたりする機会ができます。
小さいうちから外国籍の先生と英会話をすることによって外国人と接することへの抵抗もなくなり、偏見や恐れを感じることなく接することができるようになるでしょう。
(4)英語の学習時間の確保と短縮
一般的に大学卒業までで日本人が英語を学ぶ時間は1000時間と言われています。
こんなに英語を勉強しても話せるようになっていないと思われるかもしれませんが、実は日本人が英語を話せるようになるには2200時間以上とも3000時間以上もの勉強時間が必要と言われています。
単純計算でも1000時間〜2000時間足りません。
勉強時間を確保するにも幼児英語教育は重要と言えるでしょう。
しかも子どもの脳の吸収力を考えると大人になって仕事をしながら英語を勉強するよりも時間の短縮にもなるでしょう。
②幼児英語教育のデメリット
(1)日本語が未熟になる可能性がある
幼児英語教育でよく耳にするデメリットは日本語が未熟になる(セミリンガル)可能性があるということです。
母国語での思考能力が身に付かないと、第二言語の発達はないと考えられているため、日本語も英語も中途半端に育つ危険性がある。つまりまず母国語の語彙や表現力を身につけることが英語教育をするよりも大切だと唱える先生もいます。
(2)自発的な学習ではない
幼児教育なので本人の意思、つまり自発的な学習ではないと言うのもデメリットに挙げられます。
「親にやらされている」「やりたくない」となり結果的に英語が嫌いになってしまう可能性があります。
(3)継続しないと意味がない
幼少期に英語にたくさん触れさせて英語がある程度できるようになっても使わないと忘れていってしまうのが英語です。
子供が自然にまたはやりたい気持ちで英語に触れさせ続けないとどんどん話せなくなっていくでしょう。
③ヒデリックの見解
結論:幼児英語教育肯定派
幼児英語教育は賛否両論あります。
どちらの意見を参考にしたらいいのか決めるのはこれを読んでいるお父さん、お母さんです。
私は自分の経験から、幼児英語教育は肯定派です。
幼児英語教育を始めるにあたりメリットデメリットを調べましたが、その上でメリット・デメリットに対しての考えを紹介します。
(1)セミリンガルに出会ったことがない
幼児英語教育反対派の最大の意見はこのセミリンガル問題。
海外勤務や教員生活を送る中で、幼児英語教育を受けてきた子どもたちと接する機会は他の方よりも多かったと思います。
海外生活しているときに出会ったアメリカで育った日本人や教員時代の教え子が帰国子女や親が外国籍だったりと幼児期に英語教育を受けた子どもたちと接する機会がありました。
もちろん統計学やデータではなく個人の経験ではありますが、セミリンガルはひとりもいなかったです。
また、さまざまな意見や研究の中で一番しっくりきたのは船津洋氏(児童英語研究所代表取締役所長)の記事です。
結論から言いますと、よほど歪んだ環境を作らなければ、英語の早期教育による悪影響はありません。また、正しい学び方をすれば効果は大いにあります。
日本に住み、家庭で英語学習をするくらいでは、セミリンガルになる可能性は低いともいわれていますが、日本語に触れる機会もしっかりと意識して作っていきたいと考えています。
(2)早く始めたほうが英語耳が育つ
中学校で教員をやっていたのですが、小学校でも英語をやってきている子どもたちがたくさんいました。
小学校で英語教育を受けてきた生徒はリスニング力に違いがあることを実感しました。
また、こちらのTEDの動画も参考になります。
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(3)小学校英語教育必修化にはまだ課題あり
教育現場にいた経験から小学校英語教育必修化だけでは話せるようにはならないと思います。
小学校での英語の授業を見学する機会がありました。
その授業自体はよく作られていましたが、小学校の先生方は専門でない英語を教えることに不安で準備が大変だとおっしゃっていました。
私がその時間で気になって授業後の意見交換会で議題に挙げたのが、「ローマ字」と「英語」の違いです。
小学校では英語とは別にローマ字を勉強しているところで、ローマ字では正解ではあるが英語の発音では不正解という問題がありました。(”si”と”shi”や”tu”と”tsu”など)
また、小学校の英語必修化に伴い中学校に入った時点ですでに英語が嫌いという子どもも出始めてきております。
そうなってはほしくないので楽しく始めたいと思いました。
2、幼児英語教育をはじめた理由
今まで紹介してきたように幼児英語教育に対して肯定派ではありますが、我が家の教育方針は「本人がやりたいと言ったらやる」という考えです。
習い事も塾なども基本的には本人に任せるようにしようと決めていました。
では、なぜ英語を始めようと思ったのか。
その理由を紹介します。
①子どもが興味を示した
親が英語の歌を歌うときにうれしそうに一緒に歌ったのです。
日本語の歌でも反応は良かったのですが、英語の方がなぜか楽しそうでした。
②親も一緒に勉強できる
たぬたぬは中学校の英語の先生のせいで英語を勉強するのが嫌いになりました。
そんな中、資料請求で届いた幼児用のDVDを見ていて「これなら楽しくできそうだし、見てるだけでたぬたぬも勉強になる」と言いました。
③英語ができるだけで可能性が広がる
これは親の思いが強い部分ですが、やはり英語ができると可能性はグッと広がります。
日本は島国だし、日本で育ち生活をしているのであれば英語は必要ないかもしれません。
しかし、ヒデリックは英語ができたことで、海外にも友達ができたし、海外勤務や海外研修の担当になったりと仕事の幅や可能性が大きく広がりました。
今後さらにグローバル化が進み、英語ができると日本に残るか海外に出るかの選択肢が増えると思います。
仕事で使う英語レベルの英語は自分で勉強する必要があると思いますが、土台を作ってあげられるのは親だと思います。
その土台作りのために英語教育をはじめることにしました。
まとめ
幼児英語教育のメリット、デメリットについて紹介しました。
皆さまの家庭環境や教育方針が異なるので、メリット・デメリットだけで判断はできないと思いますが、我が家ではデメリット面の対策をしながら英語教育を始めます。
英語教育に興味のあるみなさまは、お子さまの興味のあるかどうかから試してみるのはいかがでしょうか。
今はYouTubeなどで音楽や映像がいくらでも検索ができます。
まずはお子さんが興味を示すかどうか試してみてはいかがでしょうか。
幼児英語教育で有名な3社を比較したので、ぜひ読んでみてください。
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ヒデリック